ホームページを制作する費用は、一概に”いくら”と言いにくいもの、実際、費用が掲載されていない会社も多く、価格の記載があっても業者によって価格帯も様々です。
ですから、相場がわからない、何をやってくれるのかわからない、と言った声もよく聞きます。
同じホームページを依頼しても、制作会社によって、びっくりするぐらいの大きな価格差が生まれることもあります。
ホームページ制作に必要な工程(業務)
ところで、ホームページを制作するのにどんな業務があるかご存知でしょうか。
大きくわけて、4つの要素・業務があります。
- 戦略・企画立案/設計
- 制作
- 素材作成・オプション
- ディレクション
①戦略・企画立案/設計
ホームページを誰に向けて制作するのか、ホームページのゴールはなんなのか、を明確にした上で、ホームページの内容を検討していく、ホームページ制作において最も重要な部分です。
「考える」部分と言っても良いです。
弊社でも最も時間とパワーを注いでいる部分であり、この工程をスルーして、制作をすることは不可能と言っても過言ではありません。
しかし、低い価格帯で提供している制作会社は、この工程を省略もしくはそれほど時間をかけていない可能性があります。
②制作
制作、つまり実際にホームページを「作る」業務のことです。
①の工程で考えた構成を元に、実際に形にしていく工程で、デザインやHTMLのコーディング、お問い合わせフォームを作ることを指します。
一般的に、ホームページの制作というと、この部分のことだけを指すと考えている方が多いかもしれません。
しかし、昨今はホームページ制作のツールなども多く、デザインやHTMLと言ってもピンとこない方もいらっしゃるかも。
ホームページ制作のコストをどうしても落としたいというご相談がある場合はこの”制作”の工程をコスト削減の対象とすることがあります。
テンプレートを利用する、または制作ツールを利用し、簡易的に制作することでコストを抑えます。家で言えば「建売住宅」と言ったところでしょうか。
③素材・オプション
素材とは、原稿や写真、イラスト等、コンテンツを作成する要素のことです。
アンフラッグでは、素材の作成も基本的に行いますが、素材は自社で用意します!とお客様がおっしゃられることもあります。
しかし…スマホで撮った微妙な写真、ピントが合っていない、暗い写真…ではかなり残念…。
原稿も同様。自分で書きます!と言うのは易し、産み出す苦労たるや…これはやったことのある方にしかわからないかもしれませんが、普段の業務をやりながらの原稿作成はとても大変。
しかもただ作文すれば良いわけではなく、エンドユーザーに響く文章を書かなくてはいけないわけです。
良い素材が揃ってこそ御社の魅力も倍増するというもの。制作側としては、全てをトータルコーディネートしてこそ成果を期待できますし、ぜひお任せいただければと考えています。
また、社内で更新を簡単にできるようにしたい、といったカスタマイズは、絶対ではないけど状況に応じて必要になることも。
以上、素材とオプションについてもご予算によって調整が可能な部分です。
④ディレクション
ここまでご覧いただいたように、ホームページ制作には様々な工程があり、さらにお客様側のご担当者様も入ると、実に沢山の”人”が関わる大プロジェクトとなります。
これらの進行状況を全て把握し、交通整理をしながらそれぞれを取りまとめ、方向を間違えることなくプロジェクトをゴールに導く、とても重要な業務がディレクションです。
ホームページ制作費用の考え方
ホームページ制作に必要な業務を4つの工程に分けてご説明しました。
お客様にはそれぞれに課題があって、それをWeb(ホームページ)を使ってどう解決するか、は本当に様々です。
一概に制作費用xx円です、と言えない理由はここにあります。
そして、制作会社によって費用が違うのは、単純にどの工程をやるかやらないか、力を入れるか入れないか、ということだと考えています。
また、ページ数という要素もあります。
5ページのホームページと、100ページのホームページではやはり費用は大きく違って当然です。
単純に”価格”という基準だけで制作会社を選び、やってもらえなかった!とか、建売住宅のようになってしまったと、と言われるのはとても残念だと思っています。
決して安くはないホームページの制作費用。
依頼されるお客様側も、ホームページ制作ってどんなことをやるのか工程を少しご理解いただけると、制作会社の提示する見積もりが高い安いだけではなく判断できるのではないかな、と思います。
わからないことがあれば、気軽に相談できる信頼関係が一番大事なのかもしれないですけどね。
以上、今回はホームページ制作費用の考え方について書きました。
ホームページ制作について不安なことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。