日常ブログ

テレワーク導入企業が増えて思う事

こんにちは。アンフラッグの田尻です。

新型コロナウィルス対策で、従業員のテレワークを推進している企業が増えていますね。

周りの知人友人達も続々とテレワークに移行している様子です。
しかし、まだ移行出来ずにいる企業も多いのではないでしょうか。

もちろん、オフィスに行かなければ出来ない仕事も沢山あります。私たちが普通に使っているクラウド環境や銀行などのシステムを守っているような仕事、そしてサービス業はおやすみ出来ない、自宅で仕事をするわけには行きません。
でも、テレワーク出来るはずの仕事なのにまだ移行出来ずに迷っている企業も多いように見受けられます。

興味ないかもだけど私の話

私はと言うと、前職時代に遠距離通勤に耐えかねて退職を願い出たところ、特例でテレワークを導入していただいた経験があります。約9年前です。

当時、子供が1歳で私は復職したばかり。取引先の大手通信企業の育児中の女性社員(確か当時課長職だった)が「毎週火曜日は在宅ワークなのよ」と言っていたのを羨ましい〜〜!!と指をくわえて見ていた頃。
水戸から都内に通勤していましたが、さすがに子供が生まれてから厳しくなり、退職したい旨を伝えたのでした。そして、まさかの社長直々に許可いただいたのです。

現在のようにクラウド環境が整っていませんでしたから、自宅から社内のサーバに入れるようにしてもらったり、機器の整備など、システム部の方にはご面倒をおかけしましたが、IT企業で良かった〜と心底思ったものです。

で、今。会社の一番偉い人になってみて思うのは、当時の社長凄かったな〜と思う訳です。社長だけじゃなく直属の上司も。

目の届かないところ、しかも自宅で、仕事ってちゃんとできるの?って話です。
よくぞ社員を信じてくれたなぁと。
だって、極端な事言えば、朝「おはようございまーす」って言った後ずっと寝てる事だってできるわけだから。笑
当然、多少なりともコストがかかっていたでしょうし。
本当にありがたい話です。

導入するのにまず機器の整備から、となるとおそらくかなり費用がかかりますし、そうしてまでテレワークを導入して良いの?って不安に思う社長さんも多いでしょうね。
せっかく導入したのにサボられてしまったんでは目も当てられない〜。でも、テレワークで仕事サボる人は、会社にいてもサボってるから、そう言うスタッフしかいなかったんだ、と諦めるしか無いのかもー。笑

ちなみに私の場合、入社12年目でそれなりに仕事も頑張っていたから許されたのかもしれません。
もともと、テレワーク前からも、どのPJに何時間かかったか報告をしなければなりませんでした。(利益率や稼働率把握のため)それがあったから会社も許可出来たのかもしれないし、そのおかげで、私もきっちり仕事しなきゃと言う意識も生まれました。

テレワークのストレス

設備もルールも万全。でもいざはじめてみると、想像していなかったこともおきます。
私の場合ですが、ふと空いてしまった時間に、顔をあげると掃除が行き届いていない自宅に気付きはじめます。会社に出社してしまってたら気づかないのに家にいるから気づく。
でもここで掃除をしてしまったら、どのPJにも紐づかない…、だから悶々としてやり過ごす…と言う日々が続いたのはちょっとしたストレスになっていきました。

そして何より…下手したら誰とも話さない日々が続く…それが本当に辛すぎました。チャットでずっと会話していても、やっぱり人と会いたい。どうでもいいコミュニケーションをしたかった。

そして、結局このテレワークは1年しかもたなかったんですけどね…汗
今思えば、私の真面目過ぎる性格が災いしたとも言えます。もう少し気楽にうまく出来たんじゃないかな、検討できる余地はあったかなぁとも。今になって思います。

テレワークの明るい未来を考えたい

あれから9年経って、今現在の我が社ですが、スタッフにはこれまでも自宅で対応してもらうこともあったので特に何か特別に意識することなく、4月は自宅での仕事にしようね、と話したところ。
パートナーさんともいつも通り。
常にチャットで情報共有、コミュニケーションをし、打ち合わせが必要ならzoomかskype、電話。なんの問題も無しです。

もちろん課題はあるし、もっと良い形は出来ないかなと模索中ではあります。
私が過去にスタッフ側で感じた不安やストレスを感じさせないようにしなければいけないなと肝に命じています。

色々と課題はあるけど、育児や介護など会社以外のタスクが多い私たちにとって新しい働き方の一つとして定着したらいいなと思いますね。
反面、やはり人と人とが対面で会って話すことも大切にしていきたい。

今テレワークで頑張っている企業と社員のみなさんが、1日も早くまた一緒に笑って仕事できる日が戻りますように。